デジタル大辞泉
「小人閑居して不善をなす」の意味・読み・例文・類語
小人閑居して不善をなす
《「礼記」大学から》つまらない人間が暇でいると、ろくなことをしない。
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精選版 日本国語大辞典
「小人閑居して不善をなす」の意味・読み・例文・類語
しょうじん【小人】 閑居(かんきょ)して不善(ふぜん)をなす
(「礼記‐大学」の「小人間居為
二不善一、無
レ所
レ不
レ至」による) 徳のない、
品性の卑しい人は暇であるととかく良くないことをする。
※俳諧・本朝文選(1706)三〈
汶村〉「小人閑居して不善をなすとは、此閑居の見通しなるべし」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
小人閑居して不善をなす
つまらない人物は、暇ができると悪いことをしがちである、ということ。
[使用例] 小人閑居して不善をなすという諺があるが、私のような君子は、『ソノ赴ク所ニ楽シミヲ求ム』ことができるのである[遠藤周作*ボクは好奇心のかたまり|1976]
[由来] 「[礼記]―大学」の一節から。「小人閑居して不善を為す」のに対して、「君子」は一人でいる時でも行いに気をつける、と述べています。
出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報