小人伝説(読み)こびとでんせつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「小人伝説」の意味・わかりやすい解説

小人伝説
こびとでんせつ

異常に小さなからだの,想像上の人間に関する伝説で,多くは民間伝承うちに創出されたもの。日本においては「一寸法師」「親指太郎」「すねこたんぽこ」などの説話にもなっているが,世界の諸民族の間で伝えられているものは,精霊,霊童,あるいは霊魂小人の姿になって現れ,人々に幸福や不幸をもたらすとされるものが多い。またヨーロッパなどでは,異郷を旅行した者が語り伝える物語などにも,そうした小人の国の話があり,説話にもなっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android