精選版 日本国語大辞典 「導」の意味・読み・例文・類語
みち‐び・く【導】
〘他カ五(四)〙 (「道引く」の意)
② 人として進むべき道や、よりよくなるべき道を教え示す。指導する。
③ 手びきをする。なかだちをする。
※源氏(1001‐14頃)明石「さらば、みちびき給ふべきにこそあなれ。心ぼそき独り寝のなぐさめにも、などの給ふ」
④ それとなく人を誘い、連れて来る。
※落窪(10C後)二「恋しくのみおぼえさせ給へるに、仏みちびき給へるにこそありけれ」
⑤ あるものをひき入れる、また、ある結末をひき出す。ある状態に至らせる。
みち‐びき【導】
※落窪(10C後)三「衛門がみちびきなれば、足らはぬ事ありとも、いふべきにあらず」
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