尋訪(読み)たずねとぶらう

精選版 日本国語大辞典 「尋訪」の意味・読み・例文・類語

たずね‐とぶら・う たづねとぶらふ【尋訪】

〘他ハ四〙
① 捜し出して訪問する。尋ね出しておとずれる。
大和(947‐957頃)一四八「おのれも人の如もならば、かならずたづねとぶらはむ」
② 尋ねて問う。詮索して問う。
源氏(1001‐14頃)常夏中将朝臣なむ、聞きつけて、まことに、さやうに触ればひぬべきしるしやあると、たづねとぶらひ侍りける」

じん‐ぽう ‥パウ【尋訪】

〘名〙 おとずれること。訪問すること。
※続浦島子伝記(920)「而内生旧郷之恋慕、宜故郷、尋訪旧里
※西洋聞見録(1869‐71)〈村田文夫〉後「彼地に在て友人などを尋訪し」 〔晉書‐鮑靚伝〕

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デジタル大辞泉 「尋訪」の意味・読み・例文・類語

じん‐ぼう〔‐バウ〕【尋訪】

[名](スル)おとずれること。訪問。
東海散士を―し、幽蘭女史の境遇を語らん」〈東海散士佳人之奇遇

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