尋常中学校(読み)じんじょうちゅうがっこう

精選版 日本国語大辞典 「尋常中学校」の意味・読み・例文・類語

じんじょう‐ちゅうがっこう ジンジャウチュウガクカウ【尋常中学校】

〘名〙 明治一九年(一八八六)、高等中学校とともに、実業に就き、または高等の学校にはいろうとする者に須要(しゅよう)教育を施す所として設けられた学校。修業年限は五年。同三二年に中学校令が改正され、中学校改称した。尋常中学。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「尋常中学校」の意味・読み・例文・類語

じんじょう‐ちゅうがっこう〔ジンジヤウチユウガクカウ〕【尋常中学校】

旧制中学校前身。明治19年(1886)高等中学校とともに設置。修業年限5年の男子校で、明治32年(1899)中学校と改称。尋常中学。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「尋常中学校」の意味・わかりやすい解説

尋常中学校
じんじょうちゅうがっこう

1886年公布の中学校令により高等中学校とともに設けられ,小学校を卒業した男子に高等普通教育を行なった旧制の学校。 99年に中学校と改称された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android