尊彝(読み)そんい

普及版 字通 「尊彝」の読み・字形・画数・意味

【尊彝】そんい

礼器

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の尊彝の言及

【酒器】より

饕餮(とうてつ)文をはじめとした怪獣文様で表面を飾るそれらは経書にも記載されるが,遺物としても20世紀初頭に陝西省で発見された柉禁(へんきん)に代表されるように,觶(し),卣(ゆう),爵(しやく),角(かく),觚(こ),斝(か),盉(か),尊(そん)などに分化している。なかでも大きな酒容器の尊は青銅祭器を尊彝(そんい)と総称するように,酒器の代表として意識され,〈尊い〉という言葉の淵源ともなった。また3足で流と呼ぶ注ぎ口と2本の柱を持つ爵は権力者から賜与される酒器で,のちの爵位につながる(青銅器)。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」