デジタル大辞泉
「専売特許」の意味・読み・例文・類語
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せんばい‐とっきょ ‥トクキョ【専売特許】
〘名〙
※
将来之日本(1886)〈
徳富蘇峰〉一三「それ
商業も亦軍務の一部なり。
商人も亦官吏の一人なり。此の時に於て焉ぞ専売特許の弊習行はれざるを得んや」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
専売特許 (せんばいとっきょ)
発明にかかわる物等の独占的販売権に関する官許のことである。この語は,1885年に制定された〈専売特許条例〉に由来する。この条例は,現在の特許法の前身であり,発明品の販売権だけではなく製造権等の独占権に関するものである。この条例自体は88年に改正され,特許条例となった。したがって専売特許条例という法律が存続したのは3年余りにすぎないが,専売特許の語は,独占的販売権の官許を指すものとして,その後も一般に用いられてきた。
→特許
執筆者:中山 信弘
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
専売特許
せんばいとっきょ
1885年(明治18)に制定された「専売特許条例」に由来する語であり、特許を受けた発明品を他人に無断で製作・使用・販売させない特権をいう。
[編集部]
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専売特許
その人だけが得意とする技術・方法など。特技。
[使用例] こっちがホンモノよりもホンモノで、むこうがニセモノかも知れないよ。世界的に専売特許をとってもいいくらいのもんだ[石川淳*荒魂|1964]
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