寿々喜多 呂九平(読み)ススキタ ロクヘイ

20世紀日本人名事典 「寿々喜多 呂九平」の解説

寿々喜多 呂九平
ススキタ ロクヘイ

大正・昭和期のシナリオライター



生年
明治32(1899)年

没年
昭和35(1960)年12月18日

出生地
鹿児島県

本名
神脇 満(カミワキ ミツル)

経歴
大正11年マキノ省三の知己を得て、マキノ映画台本部に入る。撮影所近くの下宿に同居していた役者たちの中に後の阪東妻三郎がおり、自らのシナリオ作品に主演させるようマキノに推薦し成功をおさめる。阪妻・時代劇の一時代を築いたのち、昭和5年帝国キネマに移り監督に転じる。ペンネームは大阪夏の陣で活躍した“薄田隼人正”に由来する。主な作品に「紫頭巾」「影法師」「雄呂血」「鏡山競艶録」「花嫁剣法」「快傑鷹」など多数。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android