対座・対坐(読み)たいざ

精選版 日本国語大辞典 「対座・対坐」の意味・読み・例文・類語

たい‐ざ【対座・対坐】

〘名〙
① (━する) 互いに相対してすわること。また、向かいあった座席
西宮記(969頃)八「親王大臣対座時、献盃者先欲大臣
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石一一碁盤を中に据ゑて迷亭君と独仙君が対坐して居る」 〔王維‐奉和楊駙馬秋夜即事詩〕
優劣がなく対等であること。また、上下のない対等の座。
江談抄(1111頃)五「実には御製与文時詩対座に御座

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android