寺から里(読み)てらからさと

精選版 日本国語大辞典 「寺から里」の意味・読み・例文・類語

てら【寺】 から 里(さと)

(檀家から寺へ物を贈るのがふつうであるのに、寺から檀家へ物を贈る意から) 物事があべこべであることのたとえ。本末顛倒。山から里。〔俳諧・毛吹草(1638)〕
浮世草子・新色五巻書(1698)四「寺(テラ)から里(サト)のお心遣、私のくむはづなり」

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