寝小便（読み）ネショウベン

デジタル大辞泉

ね‐しょうべん〔‐セウベン〕【寝小便】

睡眠中に無意識にする小便。夜尿。おねしょ。
[類語]粗相・失禁・おもらし・垂れ流し・遺尿・おねしょ・小用こよう・小用しょうよう・排泄・排尿・放尿・利尿・頻尿・用便・手水ちょうず・尿意・用足し・立ち小便・連れ小便・ちびる・用を足す

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

ね‐しょうべん ‥セウベン【寝小便】

〘名〙

① 睡眠中に無意識にする小便。また、それをすること。いびたれ。よつばり。遺尿。普通、幼児にみられ、病的なものを夜尿症という。寝小用。

※滑稽本・古朽木（1780）三「小便する夢にはえて寝小便たれる事あるものなれば」

② 特に、妾が暇を出されるのを目的で床中でする小便。→小便組。

※雑俳・雲鼓評万句合‐寛延二（1749）「ぬれ事の六段目には寐小便」

出典　精選版 日本国語大辞典

日本大百科全書(ニッポニカ)

寝小便
ねしょうべん

普通、幼児が睡眠中に尿を漏らすことで、生理的なものも病的なものも含めてよんでいる。一般に、幼児は生後1年半で排尿後にそれを訴え、2年で排尿前に知らせ、3年になると夜間でも知らせるようになる。したがって、3歳までは寝小便も生理的とみられるが、3歳以後に毎夜、4歳になっても週に2～3回も寝小便する場合は病的と考えられ、夜尿症とよばれる。

［山口規容子］

[参照項目] | 夜尿症

出典　小学館　日本大百科全書(ニッポニカ)

改訂新版　世界大百科事典

寝小便 (ねしょうべん)

→夜尿症

出典　株式会社平凡社「改訂新版　世界大百科事典」

百科事典マイペディア

寝小便【ねしょうべん】

→夜尿症

出典　株式会社平凡社

世界大百科事典（旧版）内の寝小便の言及

【夜尿症】より

…夜間，就寝中に尿をもらすこと。俗に〈寝小便〉ともいわれる。不随意に尿をもらすことを遺尿といい，排尿コントロールは3歳以下では完全にはできないとされることから，4歳以上の遺尿が病的とされる。…

※「寝小便」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」