寒熱(読み)かんねつ

精選版 日本国語大辞典 「寒熱」の意味・読み・例文・類語

かん‐ねつ【寒熱】

〘名〙
① さむさとあつさ。時候変化
名語記(1275)五「寒熱の物をいたませぬやね也」
浮世草子・好色破邪顕正(1687)下「ただ寒熱をしのぐがたのしみなり」 〔礼記月令
② (━する) (病気などによる)悪寒(おかん)発熱気味であること。また、その悪寒や熱。
御伽草子猿源氏草紙(室町末)「それやまひといふものは、かんねつふたつよりおこりて、五たいをくるしむるなり」 〔史記‐倉公伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「寒熱」の意味・読み・例文・類語

かん‐ねつ【寒熱】

寒さと暑さ。寒暑。「寒熱の差が大きい」
からだが病的に冷えている状態と熱している状態。悪寒おかんと発熱。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「寒熱」の読み・字形・画数・意味

【寒熱】かんねつ

冷暖。

字通「寒」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android