寒木(読み)かんぼく

精選版 日本国語大辞典 「寒木」の意味・読み・例文・類語

かん‐ぼく【寒木】

〘名〙
① 落葉して枝ばかりになった樹木。冬枯れの木。《季・冬》
本朝文粋(1060頃)一三・為左大臣供養浄妙寺願文〈大江匡衡〉「嗟呼煖寒木於大智之日。涙変蒼柏之煙。霑朽壌於甘露之泉。手播白蓮之種
② (冬になっても枯れない木の意から) 節操が堅固であることのたとえ。〔陸機‐演連珠〕

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普及版 字通 「寒木」の読み・字形・画数・意味

【寒木】かんぼく

常緑樹

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