寒暖計(読み)カンダンケイ

デジタル大辞泉 「寒暖計」の意味・読み・例文・類語

かんだん‐けい【寒暖計】

人間の感じる範囲内の気温を測る温度計
[類語]温度計体温計

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精選版 日本国語大辞典 「寒暖計」の意味・読み・例文・類語

かんだん‐けい【寒暖計】

〘名〙 温度計のうち、人間の感ずる寒暖の範囲の温度の測定に便利なように、感度の範囲が特にえらばれているものをいう。寒暑計。寒暑針。寒暖儀。
武江年表(1848)天保年間記事「寒暖計と号し、四時寒暖を量る器行はる」
[語誌]→「おんどけい(温度計)」の語誌

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「寒暖計」の意味・わかりやすい解説

寒暖計
かんだんけい

一般に室温、外気温などの寒さ・暖かさを測る温度計をいう。したがって温度測定の範囲は、マイナス40℃からプラス40℃の間と考えてよい。このような目的に使われるのは、一般に水銀温度計水銀融点がマイナス38.87℃であるため、これ以下では使えない)や、液体温度計灯油を赤く染めて封入した温度計)である。このほかバイメタルの伸び・縮みを利用して指針で温度を示すもの、また室内インテリアとして液晶温度計、サーモカラー温度計などがある。これらのうちで、マイナス40℃の低温まで確実に働くのはバイメタル温度計である。

渡辺 昂]

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改訂新版 世界大百科事典 「寒暖計」の意味・わかりやすい解説

寒暖計 (かんだんけい)

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百科事典マイペディア 「寒暖計」の意味・わかりやすい解説

寒暖計【かんだんけい】

温度計

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世界大百科事典(旧版)内の寒暖計の言及

【温度計】より

温度を測るための計器の総称。寒暖計ともいう。考案されてから3世紀ほどを経過したにすぎないが,逐次に多様化され,学術,産業その他の諸分野にわたりさまざまな形で活用されている。…

※「寒暖計」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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