精選版 日本国語大辞典 「寒暑」の意味・読み・例文・類語
かん‐しょ【寒暑】
〘名〙 (古くは「かんじょ」とも)
① 寒さと暑さ。また、寒中と暑中。
※本朝文粋(1060頃)一・柳化為松賦〈紀長谷雄〉「若迺寒暑改レ節、星霜迭謝」
※徒然草(1331頃)二二〇「その声、黄鐘調のもなかなり。寒暑に随ひて上り下りあるべき故に」 〔易経‐繋辞下〕
② 時候のあいさつ。時節の見舞。「寒暑を叙す」
※読本・雨月物語(1776)貧福論「たまたま旧き友の寒暑(カンショ)を訪らひ来れば」
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