寒山落木(読み)かんざんらくぼく

精選版 日本国語大辞典 「寒山落木」の意味・読み・例文・類語

かんざんらくぼく【寒山落木】

句集。原本五巻。正岡子規作。明治一八年(一八八五)から同二九年までの作品一万二七〇〇句を分類して稿本としたもので、死後大正一三~一四年(一九二四‐二五)刊の「子規全集」に収録

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デジタル大辞泉 「寒山落木」の意味・読み・例文・類語

かんざんらくぼく【寒山落木】

正岡子規の句集。5巻。子規の死後、大正13~15年(1924~26)刊。明治18~29年(1885~96)の作品1万2700句を分類して稿本としたもの。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「寒山落木」の意味・わかりやすい解説

寒山落木
かんざんらくぼく

正岡子規の句集。5巻。 1924~26年刊。子規の 1885~96年の句作1万 2700句を分類整理のうえ自選して稿本としたもの。いわゆる月並み俳句から,元禄俳諧影響を受けて写生開眼に達し,やがて蕪村風のロマンチックな印象美にたどりつき,晩年の平淡ながら味わい深い病床吟にいたるまでが収められている。

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