富士松 紫朝(初代)(読み)フジマツ シチョウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「富士松 紫朝(初代)」の解説

富士松 紫朝(初代)
フジマツ シチョウ


職業
新内節太夫(富士松派)

本名
佐藤 竹次郎

別名
後名=富士松 紫翁

生年月日
文政9年 6月19日

出生地
筑前国久留米(福岡県)

経歴
盲人。幼少より地歌・箏曲を学ぶ。弘化3年江戸に出て、初代富士松魯中に弟子入りし、紫朝となる。安政年間から明治初年にかけ寄席の新内語りとして人気を得た。20年代まで柳派の寄席に出演していたが、26年門人の紫好斎に名跡を譲って紫翁と改名し、久留米に引退した。渋くて品のいい語りで名人といわれ、俗に“久留米紫朝”と称される。

没年月日
明治35年 3月1日 (1902年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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