寂びる(読み)サビル

デジタル大辞泉 「寂びる」の意味・読み・例文・類語

さ・びる【寂びる】

[動バ上一][文]さ・ぶ[バ上二]《「」に由来する語で、古びるところから》
古くなって特有の趣が出る。古めかしい味わいがある。もの静かで趣がある。
「谷中感応寺の…或は清らかに或は―・びて各々其宜しきにかない」〈露伴五重塔
声に渋みが出る。声が低く太い。「―・びた、武人らしい声」

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