宿所・宿処(読み)しゅくしょ

精選版 日本国語大辞典 「宿所・宿処」の意味・読み・例文・類語

しゅく‐しょ【宿所・宿処】

〘名〙
① 宿泊するところ。やどるところ。また、すむ家。やしき。住居
九暦逸文・承平四年(934)正月一一日「左大臣宿所飯、右大臣宿所水」
平家(13C前)二「しばらく宿所にをき奉れとの給ひつれども、始終よかるべしともおぼえず」 〔杜甫‐夜宿西閣暁呈元二十一曹長詩〕
書札礼脇付(わきづけ)の一つ。「御宿所」の形で、宛所(あてどころ)の下に付けて敬意を表わす。
東寺百合文書‐を・文安四年(1447)四月一一日・東寺公文宮野浄聰書状案「長尾次郎左衛門尉殿 御宿所」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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