宿世拙し(読み)スクセツタナシ

デジタル大辞泉 「宿世拙し」の意味・読み・例文・類語

宿世すくせつたな・し

宿縁がよくない。ふしあわせな運に生まれついている。
「かかる君につかうまつらで、―・く悲しきこと」〈伊勢・六五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「宿世拙し」の意味・読み・例文・類語

すくせ【宿世】 拙(つたな)

宿縁が劣っている。宿世がよくない。薄命に生まれついている。
伊勢物語(10C前)六五「かかる君につかうまつらで、すくせつたなくかなしきこと、このおとこにほだされて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android