家蔵(読み)かぞう

精選版 日本国語大辞典 「家蔵」の意味・読み・例文・類語

か‐ぞう ‥ザウ【家蔵】

〘名〙 家のうちに持っていること。また、そのもの。
随筆・折たく柴の記(1716頃)上「此等の書、某が家蔵(カザウ)にあるものも侍り」 〔新唐書‐于休烈伝〕

いえ‐くら いへ‥【家蔵】

〘名〙 家と蔵。転じて、財産
浮世草子日本永代蔵(1688)四「毎日銭の山をなして、俄に家蔵(イヘクラ)求べき人はさもなく、今に奥山入海に心をなし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「家蔵」の意味・読み・例文・類語

か‐ぞう〔‐ザウ〕【家蔵】

[名](スル)家のものとして所有していること。また、その物。「家蔵の絵を出品する」

いえ‐くら〔いへ‐〕【家蔵】

《家と蔵の意から》財産。身代

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