家父(読み)かふ

精選版 日本国語大辞典 「家父」の意味・読み・例文・類語

か‐ふ【家父】

〘名〙 他人に対し自分の父をいう称。家府。⇔家母(かぼ)
※俳諧・忘梅(1692)序「家父道を伝へて杏実を拾ひ、薬欄に培て、すでに功国を医す」 〔顔氏家訓‐風操〕

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デジタル大辞泉 「家父」の意味・読み・例文・類語

か‐ふ【家父】

自分の父。⇔家母かぼ
古代ローマにおける家族団体の長。
[類語]家厳かげん家君かくん愚父ぐふ

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普及版 字通 「家父」の読み・字形・画数・意味

【家父】かふ

自分の父。

字通「家」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の家父の言及

【家庭教育】より

…家庭でおこなわれる教育。古代ローマ初期,子に対する家父の権利は生殺与奪の権をも含む強大なものであった。生存を承認されて最初の数年間が過ぎると,少年の教育は完全に父親の手にゆだねられ,あるいは父といっしょに農場で働きあるいは父といっしょに元老院へ行き,父親の所作を模倣することをとおして学んでいった。…

※「家父」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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