家塾(読み)かじゅく

精選版 日本国語大辞典 「家塾」の意味・読み・例文・類語

か‐じゅく【家塾】

〘名〙 個人経営学問技芸などを教える塾。私塾。中国上代では、二十五家を閭(りょ)と称し、閭の門側の堂を塾といい、村の有徳者をこの塾に置いて庶民を教育した。
※東海一漚別集(1375頃)朝倉徳岩居士小祥忌拈香「其姪弟駢首学家塾、晩探禅河深」 〔陸游‐書喜詩〕

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デジタル大辞泉 「家塾」の意味・読み・例文・類語

か‐じゅく【家塾】

個人の経営する塾。私塾。

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世界大百科事典(旧版)内の家塾の言及

【私塾】より

…こうした私塾の塾主には幕府や藩の儒官がなったものが多く,幕府や藩の費用によって建てられたり,施設や修繕などの諸費用の支出を受ける場合もあり,幕府や藩から公認されていたのである。これをとくに一般の私塾から区別して家塾と呼ぶ日本教育史の研究者もいる。これに対して一般の私塾は市井の儒学者や洋学者や芸道に心得のあるものが任意に開設するものである。…

※「家塾」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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