宮坂宥勝(読み)みやさか ゆうしょう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「宮坂宥勝」の解説

宮坂宥勝 みやさか-ゆうしょう

1921-2011 昭和後期-平成時代の仏教学者。
大正10年5月20日生まれ。昭和40年高野山大教授,52年名大教授。のち成田山勧学院教授。空海密教のほか原始仏教,インド哲学研究。42年から平成7年まで長野県の真言宗智山派照光寺住職。平成11年真言宗智山派管長・総本山智積院化主。平成23年1月11日死去。89歳。長野県出身。東北大卒。著作に「密教世界の構造」「仏教の起源」「空海密教の宇宙」など。

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百科事典マイペディア 「宮坂宥勝」の意味・わかりやすい解説

宮坂宥勝【みやさかゆうしょう】

仏教学者。長野県岡谷市に生まれる。智山専門学校卒業後,東北大学印度哲学科に学び,48年卒業。54年,高野山大助教授,65年,教授,77年,名古屋大学教授。真言密教とインド哲学に優れた研究を残し,空海研究の第一人者。1999年より2007年まで,真言宗智山派官長・総本山智積院化主を務めた。主な著作に《空海 生涯思想》(84年,筑摩書房)。

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