宮原寺跡(読み)みやのはらじあと

日本歴史地名大系 「宮原寺跡」の解説

宮原寺跡
みやのはらじあと

[現在地名]佐川町庄田

柳瀬やなぜ川の左岸みやはら集落の北にある宮原八幡宮(正八幡宮)の鎮座地一帯が寺跡。同八幡宮は黒岩くろいわ郷の総鎮守で、宮原寺はその別当寺であった。天正一八年(一五九〇)黒岩村地検帳によれば寺中六反六代余を中心に付近に一町二反余の寺領があり、八幡社は一五代で本社三間四面、舞殿五間四面であった。「南路志」には楢崎山吉祥院宮原寺とあり、佐川の真言宗乗台じようだい寺末で正観音を本尊とし、山内氏から寺領六石を寄せられていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android