客発句に亭主脇(読み)キャクホックニテイシュワキ

デジタル大辞泉 「客発句に亭主脇」の意味・読み・例文・類語

きゃく発句ほっく亭主ていしゅわき

連歌連俳で、客に発句をよませ、主人脇句をつけること。客に花をもたせることのたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「客発句に亭主脇」の意味・読み・例文・類語

きゃく【客】 発句(ほっく)に亭主(ていしゅ)(わき)

連歌や連俳では客に発句を作らせ、主人は脇句をつけて、客に花をもたせること。また、主人側が遠慮して客に花をもたせることのたとえにもいう。客人発句に亭主脇。客人シテに亭主ワキ。
※虎寛本狂言・八句連歌(室町末‐近世初)「いやいや、客発句に亭主わきと申、ひらに先そなたからさしめ」

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