実松村(読み)さねまつむら

日本歴史地名大系 「実松村」の解説

実松村
さねまつむら

[現在地名]安来市実松町

東松井ひがしまつい村の南、飯梨いいなし川右岸に位置する。南部に遺跡が多く、実松遺跡(石斧が出土)家の奥いえのおく古墳(前方後円墳)・実松第一号―五号墳(円墳・方墳)神納かんな古墳、恋の奥こいのおく古墳群(前方後方墳)などがある。中世には一帯真松さねまつ保が成立していた。正保国絵図に村名がみえ、慶安四年(一六五一)検地帳によると、上々田三町余・分米高四八石余(一石六斗代)、上田六町七反余・一〇一石余(一石五斗代)、中田八町九反余・一一六石余(一石三斗代)、下田八町八反余・九七石余(一石一斗代)、下々田四町九反余・三九石余(八斗代)、上畑三反余・三石余(九斗代)、中畑二反余・一石余(七斗代)、下畑一反余・五斗余(五斗代)、下々畑一反余・三斗余(三斗代)、田畑計三三町三反余・四〇九石余、屋敷数一〇(うち御役目屋敷七)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android