実情・実状(読み)じつじょう

精選版 日本国語大辞典 「実情・実状」の意味・読み・例文・類語

じつ‐じょう ‥ジャウ【実情・実状】

〘名〙
① (実情) 真実の心情まごころ真情
※白石先生手簡(1725頃)四「王昭君の詞、これは互に此感慨にて候。実情にて候故、中らずとも遠からぬかとは存候
実際有様。ありのままの事情状況
史記抄(1477)一六「以前は如此と白状したれども、さではさふぬとて云いかえて実状を云ぞ」
文明論概略(1875)〈福沢諭吉〉二「政府若し世間の実情を知らんと欲せば」 〔冥報記〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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