実体波マグニチュード(読み)じったいはまぐにちゅーど

日本大百科全書(ニッポニカ) 「実体波マグニチュード」の意味・わかりやすい解説

実体波マグニチュード
じったいはまぐにちゅーど

マグニチュード

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の実体波マグニチュードの言及

【マグニチュード】より

…気象庁が発表する日本の地震のマグニチュードは,深さ60kmより浅い地震については坪井忠二の方法,深い地震については勝又護(まもる)の方法によって算出される。世界的には浅い地震については,グーテンベルクB.Gutenbergによる表面波マグニチュードMS,あるいはバネークJ.Vaněkほかによる表面波マグニチュード(これは上記のMSより平均0.2ほど大きい値となる),またはグーテンベルクによる実体波マグニチュード(広帯域地震計によるmBと短周期地震計によるmbがあり,両者はかなり違った値となる)などが広く使われている。なおきわめて大きい地震については,上記のマグニチュードはみな飽和してしまう(地震が大きくなってもマグニチュード値は大きく決まらない)ため,この欠点をもたないものとして,金森博雄によるモーメント・マグニチュード(Mw)が使われる。…

※「実体波マグニチュード」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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