実久方(読み)さねくほう

日本歴史地名大系 「実久方」の解説

実久方
さねくほう

近世、西にし間切に置かれた行政区分。現瀬戸内町の南西部で、加計呂麻かけろま島北部の南東側、うけ島・与路よろ島にわたる。「大島私考」によれば、西間切が広大であるために置かれた区分で、村数一三ヵ村、与人と間切横目各一名を配した。また方の高頭一千二四四石余で、うち畑高三斗七升一合余が蔵役屋敷地で、納米五二三石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報