宝泉寺温泉(読み)ほうせんじおんせん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「宝泉寺温泉」の意味・わかりやすい解説

宝泉寺温泉
ほうせんじおんせん

大分県西部、玖珠(くす)郡九重町(ここのえまち)にある温泉。標高500メートル、宝泉寺川に沿う。1937年(昭和12)国鉄宮原線(みやのはるせん)開通以来、ひなびた湯治場から保養・慰安的温泉地に発展した。源泉数59、うち50が自噴、48が泉温42℃以上。泉質単純泉。1984年宮原線は廃止され、JR久大(きゅうだい)本線豊後森(ぶんごもり)駅からバス40分、国道387号に沿う。

[兼子俊一]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「宝泉寺温泉」の意味・わかりやすい解説

宝泉寺温泉
ほうせんじおんせん

大分県西部,九重町の中部,玖珠川支流の宝泉寺川谷に位置する温泉。川中川岸に湧出する。空也上人ゆかりの湯とされる。泉質は単純泉,食塩泉。泉温 44~96℃。近年,九重山麓の歓楽温泉地としての性格を強めた。久住山,万年 (はね) 山などへの登山基地。

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デジタル大辞泉プラス 「宝泉寺温泉」の解説

宝泉寺温泉

大分県玖珠郡九重町、筑後川支流の町田川にある温泉。平安時代の僧、空也による開湯と伝わる。

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