精選版 日本国語大辞典 「宝塚」の意味・読み・例文・類語
たからづか【宝塚】
づか【宝塚】
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出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
兵庫県南東部の市。1954年宝塚町と良元(りようげん)村が合体,市制。人口22万5700(2010)。六甲山地東端にある武庫川の谷口集落から発達した住宅・観光都市である。宝塚の発展は1910年に箕面(みのお)有馬電気軌道(現,阪急電鉄宝塚線)の大阪梅田~宝塚間の開通に始まる。経営者小林一三は,乗客誘致策として宝塚に温泉と劇場を開設した。大正初期に宝塚少女唱歌隊(現,宝塚歌劇団)が誕生すると非常な人気を呼んだため,4000人収容の大劇場や宝塚音楽学校が次々に建設された。のち植物園,動物園,遊園地,大温泉を併設する宝塚ファミリーランドに発展したが,ファミリーランドは2003年閉園。小林一三はまた住宅地の開発にも力を入れた。大阪や神戸の都心まで30分という交通の便利さのため,1960年ごろから急激な人口増加が始まり,現在では阪神間を代表する住宅都市に成長した。JR福知山線が通り,中国自動車道のインターチェンジがある。市内北東山中にある清(きよし)荒神(清澄(せいちよう)寺)は厄除け・開運で知られ,境内には富岡鉄斎の書画を集めた鉄斎美術館がある。西国三十三所24番札所の中山寺は安産祈願の参詣者が多い。1995年の阪神・淡路大震災では死者116名,全半壊家屋5000棟の被害を受けた。
執筆者:小森 星児
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