定植(読み)ていしょく

精選版 日本国語大辞典 「定植」の意味・読み・例文・類語

てい‐しょく【定植】

〘名〙 苗として育てていた植物本式に植えつけること。⇔仮植

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「定植」の意味・読み・例文・類語

てい‐しょく【定植】

[名](スル)苗を苗床から移して、田畑に本式に植えること。「ナス定植する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の定植の言及

【移植】より

…植物をある場所から他の場所へ植え替える作業をいう。移植後さらに植替えが必要なものを仮植とよび,そのまま収穫まで置くものを定植とよぶ。草花類では断根によって根の張りが密になるため育苗中植替えを行うが,この場合はこの植替えを移植とよび,一時的に植えておくことを仮植とよぶ。…

【園芸】より

…なお,四季咲きベゴニア,カルセオラリア,プリムラなどのように微細な種子は,鉢や平箱にピートモスと川砂を半々に混ぜたものにまきつけ,表面から灌水するのではなく,底灌水で水をしみ上がらせる方法が安全である。また,トマト,ナス,キュウリなどの野菜では,植付けの適期まで,ビニルハウスやビニルトンネル,フレームで平箱や鉢,あるいは播種(はしゆ)床にまき,ビニルポットなどに移植して育苗したものを定植する。(b)株分け 種子から育った1株が自然に増えて2芽以上になっているとき,手先で引き裂いたり,刃物で切り分ける。…

※「定植」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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