官長(読み)カンチョウ

デジタル大辞泉 「官長」の意味・読み・例文・類語

かん‐ちょう〔クワンチヤウ〕【官長】

役所長官役人の長。
旧制の内閣書記官長。現在の内閣官房長官翰長かんちょう
太政官だいじょうかんまたは神祇官じんぎかんの長。

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精選版 日本国語大辞典 「官長」の意味・読み・例文・類語

かん‐ちょう クヮンチャウ【官長】

〘名〙
太政官または神祇官の長。
※続日本紀‐和銅五年(712)一二月丁巳「事湏改正者、少納言冝官長、然後更奏印上レ之」
② 役所や寺院の長官。役人の長。
※菅家後集(903頃)哭奥州藤使君「官長有剛腸、不歯」
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一一「その後遂にその故郷なる地方の官長となれり」 〔老子‐二八〕
③ もと、内閣書記官長の別称。現在の内閣官房長官にあたる。翰長(かんちょう)

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普及版 字通 「官長」の読み・字形・画数・意味

【官長】かんちよう

長官。

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