宋朝体(読み)そうちょうたい

精選版 日本国語大辞典 「宋朝体」の意味・読み・例文・類語

そうちょう‐たい ソウテウ‥【宋朝体】

〘名〙 宋朝活字に使われる書体
※壺中庵異聞(1974)〈富岡多恵子〉六「横川蒼太の好きな宋朝体の活字でつくられたものだと」

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デジタル大辞泉 「宋朝体」の意味・読み・例文・類語

そうちょう‐たい〔ソウテウ‐〕【×宋朝体】

和文活字書体の一。縦線横線の太さがほぼ等しく、やや右肩上がりの楷書体年賀状名刺などの印刷に用いる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の宋朝体の言及

【レタリング】より

…12世紀には文字は大衆のものとなり書物を印刷するために木版が用いられた。初期のものは楷書であったが,彫りやすい単純な字形がとられるようになり,また彫刻刀の切れ味を生かした勢いのある書体がくふうされ宋朝(そうちよう)体が生まれた。明朝(みんちよう)体は16世紀書物を量産化する必要のため彫る作業にスピードが要求され,複数の職人で分業して彫りやすく個人差の表れにくい直線的な字形が考案されたものである。…

※「宋朝体」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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