安道寺遺跡(読み)あんどうじいせき

日本歴史地名大系 「安道寺遺跡」の解説

安道寺遺跡
あんどうじいせき

[現在地名]塩山市下粟生野

下粟生野しもあおの東部に所在する縄文時代・平安時代の集落跡。昭和五一年(一九七六)発掘調査され、縄文中期の住居跡一九軒・土器集石遺構一基・土器埋設遺構二基、平安時代の住居跡一軒を検出している。縄文中期の住居跡を時期別に分けると、五領ヶ台式期三軒・狢沢式―新道式期一軒・藤内I式期三軒・井戸尻I式期一軒・井戸尻II式期四軒・曾利I式期一軒・曾利II式期七軒となる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android