安住院(読み)あんじゆういん

日本歴史地名大系 「安住院」の解説

安住院
あんじゆういん

[現在地名]岡山市国富三丁目

みさお山西麓にあり、瓶井山禅光ぜんこう寺と号し、真言宗善通寺派、本尊千手観音。寺伝によれば、報恩大師創建の備前四八ヵ寺の一つという。古くは瓶井みかい寺と称した。天正一八年(一五九〇)一月二八日宇喜多秀家は当院に禁制(黄薇古簡集)を与え、文禄四年(一五九五)には寺領八〇石(うち屋敷定米二石・田畠七八石)安堵・寄進している(同年一二月吉日「宇喜多秀家黒印状」同書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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