安久川古墳(読み)あくがわこふん

日本歴史地名大系 「安久川古墳」の解説

安久川古墳
あくがわこふん

[現在地名]白浜町才野

太平洋に面し、安久川河口の小さな入江を見渡す標高五・二メートルの微高地に造営された六世紀末頃の円墳。ガマンドサンと通称される。墳丘は高さ三メートル、直径八メートルで、南向きに開口する横穴式石室完存する。石室は全長四メートル、玄室は長さ二・一メートル、幅一・八メートル、高さ一・四メートルで、近くの海岸で採れる板石を横積みして側壁を構築し、天井部は二枚の板石で覆っている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android