安んずる(読み)ヤスンズル

デジタル大辞泉 「安んずる」の意味・読み・例文・類語

やすん・ずる【安んずる】

[動サ変][文]やすん・ず[サ変]形容詞「やすし」の語幹に「み」を添えた「やすみ」に、動詞「す」の付いた「やすみす」の音変化》
安らかになる。安心する。「この情勢ではまだまだ―・ずるわけにはいかない」
満足する。甘んずる。「こんな仕事に―・ずる自分ではない」
安心させる。「民心を―・ずる」
甘く見る。あなどる。
「汝がともがらまでおれを―・じをる」〈滑・浮世床・初〉
[類語](1安堵安心一安心気休め安全大丈夫安息人心地胸を撫で下ろす/(2甘んずる満足満悦充足飽満自足自得会心・充足感・充実感・自己満足本望満ち足りる心行く堪能たんのうする満喫する安住する・十分十全嬉しい楽しい面白い喜ばしい喜び愉快痛快結構喜悦有頂天納得慊焉けんえん三平思わしい上機嫌ご機嫌おんの字足りる足る舞い上がる満たす気を良くする溜飲りゅういんを下げる言うことなし気に意に適ううきうきうはうはわくわくいそいそぞくぞく

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android