宇目町(読み)うめまち

日本歴史地名大系 「宇目町」の解説

宇目町
うめまち

面積:二六五・九九平方キロ

県の最南部、南海部郡南西隅に位置し、北東本匠ほんじよう村、北西は大野郡三重みえ町、東は直川なおかわ村、南西は宮崎県西臼杵にしうすき日之影ひのかげ町、南は同県東臼杵郡北川きたがわ町に接する。宮崎県に流下する北川の源流域で西境かたむき(一六〇二・二メートル)新百姓しんびやくしよう(一二七二・五メートル)、南境の木山内きやまうち(一四〇一・二メートル)桑原くわばる(一四〇七・九メートル)など傾山系の高山が連なり(祖母傾国定公園の一部)、町域のほとんどは林野。北川支流の市園いちぞの川・田代たしろ川・中岳なかだけ川などが諸渓谷を形成し、これらの川沿いなどに小集落が点在する。JR日豊本線が東端をかすめ、宗太郎そうたろう重岡しげおかの二駅がある。JR線に並走して国道一〇号、町域のほぼ中央を北川沿いに国道三二六号が縦走する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報