宇佐川 一正(読み)ウサガワ カズマサ

20世紀日本人名事典 「宇佐川 一正」の解説

宇佐川 一正
ウサガワ カズマサ

明治期の陸軍中将 東洋拓殖初代総裁;貴院議員。



生年
嘉永2年11月10日(1849年)

没年
昭和2(1927)年11月10日

出身地
周防国山口(山口県)

旧姓(旧名)
藤村

学歴〔年〕
陸軍戸山学校〔明治7年〕卒

経歴
山口藩士・藤村太郎右衛門の四男に生まれ、宇佐川久平の養子となる。明治7年陸軍少尉、12年中尉となり、第1師団参謀、近衛師団参謀、第10師団参謀長、軍務局軍務課長、34年歩兵第20旅団長などを経て、35年軍務局長。39年中将に進み男爵となる。41年朝鮮に作られた東洋拓殖初代総裁に就任。大正6年から貴族院議員を務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android