孫内村(読み)まごないむら

日本歴史地名大系 「孫内村」の解説

孫内村
まごないむら

[現在地名]青森市孫内

東は岩渡いわわたり村、南は王余魚沢かれいざわ(現南津軽郡浪岡町)、北は津軽坂つがるさか村に接する。

天文年間(一五三二―五五)の津軽郡中名字に「末郷内まこない」とあるのが当村と思われる。貞享四年(一六八七)検地帳によれば、村高一六七・四五九石、うち田方一三二・三六九石、畑方三五・〇九石とある。元禄三年(一六九〇)には油川組に属し、村位は下である(平山日記)。明治初年の「新撰陸奥国誌」に「家数二十五軒。山中に住し、田多く、西は原野にして痩地なれは作得少く、南は山にして薪樵す」とあり、支村郷ヶ沢こがさわは「本村の北六丁にあり、家数四軒。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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