孤平(読み)こひょう

精選版 日本国語大辞典 「孤平」の意味・読み・例文・類語

こ‐ひょう ‥ヒャウ【孤平】

〘名〙 漢詩近体詩における禁止規定一つ一句の中で平声(ひょうしょう)一字だけ孤立し、その上下仄声(そくせい)文字がおかれること。とくに五言詩の第二字、七言詩の第四字にきびしく避けられる。

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デジタル大辞泉 「孤平」の意味・読み・例文・類語

こ‐ひょう〔‐ヒヤウ〕【孤平】

漢詩で、平声ひょうしょうの文字1字が前後仄声そくせいの文字に挟まれていること。韻律を重視する近体詩ではこれを避ける。

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