精選版 日本国語大辞典 「孝感」の意味・読み・例文・類語
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中国中部、湖北(こほく)省中部の地級市。漢水(かんすい)の支流水(かんすい)に沿う。1市轄区、3県を管轄し、3県級市の管轄代行を行う(2016年時点)。人口525万7000(2014)。北東部を京広線、南西部を漢丹線(武漢(ぶかん)―丹江口(たんこうこう))が走る。2016年には漢孝城際鉄道(漢口(かんこう)―孝感)が開通した。南北朝の宋(そう)代に孝昌(こうしょう)県が置かれ、五代の後唐(こうとう)のとき孝感県と改称し、1983年市に昇格した。米、小麦を主作物とし、蓮根(れんこん)、ヒシの実を産し、淡水養魚が盛ん。手工芸品に切紙細工、麻糖(まとう)(飴(あめ)菓子)がある。紡織、食品、建築材料、製紙、機械などの工業が行われる。石膏(せっこう)、塩、リンを多く産出し、「孝感の三宝」とよばれる。
[河野通博・編集部 2017年8月21日]
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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