子安貝(読み)こやすがい

精選版 日本国語大辞典 「子安貝」の意味・読み・例文・類語

こやす‐がい ‥がひ【子安貝】

〘名〙 タカラガイ科の巻き貝異名。特に、大形のハチジョウダカラをさすことが多い。形が卵形で色が美しく妊婦お守りとされ、また、古代には貨幣としても用いた。《季・春》
※竹取(9C末‐10C初)「されどこやす貝をふと握りもたれば嬉しく覚ゆる也」

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デジタル大辞泉 「子安貝」の意味・読み・例文・類語

こやす‐がい〔‐がひ〕【子安貝】

タカラガイ科に属する巻き貝の俗称。特に大形のハチジョウダカラガイをさすことが多い。安産のお守りとされた。 春》「―二見の浦を産湯かな/其角」→宝貝たからがい

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動植物名よみかた辞典 普及版 「子安貝」の解説

子安貝 (コヤスガイ)

動物。タカラガイ科に属する巻き貝の総称。タカラガイの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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