姜詩(読み)きょうし

精選版 日本国語大辞典 「姜詩」の意味・読み・例文・類語

きょう‐し キャウ‥【姜詩】

中国後漢の人。二十四孝ひとり。広漢の出身。妻の龐(ほう)氏とともに母に仕え、苦労して、母の好む江水をくみ、膾(なます)を作って饗したところ、ある日、前庭に江水に似た味の清水が湧いて、毎朝二尾の鯉をもたらした。このため、赤眉の賊もその郷里を略奪しえなかったという。

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デジタル大辞泉 「姜詩」の意味・読み・例文・類語

きょう‐し〔キヤウ‐〕【姜詩】

中国、後漢の人。二十四孝一人。妻と協力して病母に仕え、母の好物の魚を苦労して求めていたが、ある時、家のそばから泉が湧き出し、こいがおどり出てきたと伝えられる。

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