姑臧(読み)こぞう

精選版 日本国語大辞典 「姑臧」の意味・読み・例文・類語

こぞう コザウ【姑臧】

中国、漢代の地名。現在の甘粛省武威県にある。涼および唐初の李軌等が都を置き、涼州ともいい、唐代吐蕃(とばん)の地となった。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「姑臧」の意味・読み・例文・類語

こぞう〔コザウ〕【姑臧】

中国甘粛省武威県の地名。代に県が置かれ、五胡十六国時代には前涼後涼南涼北涼の都となった。涼州。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の姑臧の言及

【涼】より

…通称は前涼。甘粛地方は前漢の武帝がいわゆる河西四郡を置いて以来,中国と西域とを結ぶ交通路に,敦煌,酒泉,張掖(ちようえき),武威(姑臧(こぞう))などのオアシス都市が発達した。それらは周辺に波及してゆく中国文化の西方における基地でもあった。…

※「姑臧」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android