姉崎嘲風(読み)あねざきちょうふう

精選版 日本国語大辞典 「姉崎嘲風」の意味・読み・例文・類語

あねざき‐ちょうふう【姉崎嘲風】

宗教学者。評論家本名正治京都生まれ。東京帝国大学教授。高山樗牛(ちょぎゅう)親交があり、芸術評論にも活躍した。著「根本仏教」「切支丹伝道の興廃」など。明治六~昭和二四年(一八七三‐一九四九

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世界大百科事典(旧版)内の姉崎嘲風の言及

【姉崎正治】より

…宗教学者,評論家。嘲風と号した。京都に生まれ,1896年東京帝大を卒業。ドイツ,イギリス,インドに留学し,1904年東大教授となる。宗教の実証的研究に新機軸を出すとともに,宗教評論や文明批評の分野で活躍し,国際交流の面でも要職を歴任した。高山樗牛との交友は有名。著書は学位論文の《現身仏と法身仏》(1904)をはじめ,《宗教学概論》(1900),《根本仏教》(1910)など多数。【山折 哲雄】…

※「姉崎嘲風」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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