妹こい恋(読み)いもにこい

精選版 日本国語大辞典 「妹こい恋」の意味・読み・例文・類語

いも‐に‐こい ‥こひ【妹こい恋】

妹(恋人)を恋しく思って吾(あ)(私)が待つという意から、「あがまつ」と同音を含む地名「吾(あが)松原」にかかる。
万葉(8C後)六・一〇三〇「妹爾恋(いもニこひ)(あ)がの松原見わたせば潮干の潟にたづ鳴きわたる」
[補注]「まつ」に続くとする説、また、「妹に恋ひ吾が」までを序詞として枕詞としない説もある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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