妙翅鳥(読み)みょうじちょう

世界大百科事典(旧版)内の妙翅鳥の言及

【ガルダ】より

迦楼羅(かるら)と音写される。《リグ・ベーダ》に見えるスパルナ(〈美しい翼を持つもの〉の意)の神話がガルダ伝説の淵源と考えられ,金翅鳥(こんじちよう),妙翅鳥と訳される。ガルダは蛇族の奴隷にされた母のビナターを救うために,不死の飲料であるアムリタamṛta(甘露)を神々から奪い,蛇族のもとに運ぶ。…

【迦楼羅】より

…インドの神話に登場する鳥類の王で竜を常食するとされる。金翅鳥(こんじちよう),妙翅鳥と漢訳されたものと同一視されている。大乗仏教では八部衆の一つに数えられている。…

※「妙翅鳥」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」